「GANTZ」
公開されたばかりの「GANTZ」を観てきました。
2部作のこの映画は奥浩哉の大人気コミックの実写版ですが、設定やおそらく「パート2」の結末も原作とは違うので、ただの実写版という訳ではないですが・・・。
死んだはずの人達がある部屋に集められて、強制的にあるターゲットを殺しに行かされるという予備知識が無く観に行った人は前半ずっと???でしょう。後半になって少しずつ解っては来るものの、また解らなくなり、最後はパート2で!って事らしいです。
私は原作を観ていましたが、決してファンでもマニアでもないのを前提ですが・・・。
作り側の意図なので、オリジナルと〇〇が違うとか言うつもりはないですが、この物語で重要な主人公ふたりの立場関係(背が高くて喧嘩が強い加藤が玄野に憧れている構図)が描かれていないのはドラマとして台無しになっているような気がします。
「GANTZ」って良くも悪くもエロとグロなのですが、エロもグロも中途半端に省かれていました。
どこかの評論家も書いていましたが、夏菜が女優魂で何日も前から下着を付けずに挑んだ全裸シーンなのに、胸も写さないという不自然さで、いずれにしろR指定になるんだろうからヘアを映しても良い位だと思いましたし、グロさも中途半端で一般うけって事なんでしょうかね??
それでも、脚本はしっかりしてるし、映像もアニメの中のあのターゲット達を凄く上手く実写化していたのに驚きましたし、とりあえずパート2も観てみようかなと思わせる作品になっていました。