「名前のない女たち」

昨日AVを観てきました・・・いやいや、そうではなく(^^ゞ AV業界が舞台の映画を観てきました。久しぶりのミニシアター系です。


ここのところ観たい映画が結構あって、その中でもたまたまAV業界を舞台にした映画が2本あり、ひとつが「nude」で、もうひとつが今回観た「名前のない女たち」です。



およそ3万〜4万人いるAV女優の中で、自分が主演の作品を撮れる女優なんて、ほんのひとにぎり。そのへんは一般的な女優でも一緒ですね。

それ以外には企画女優と呼ばれる女優もいて、親バレを恐れてや、ルックスがイマイチだったりして、名前さえ出ない女優の子たちもいます。


親から愛された事がなく、地味で目立たない、生きている実感を感じていない、それでも変わってみたい気持ちはある、OLが、「自分の行動次第で人生は変わる」と言う言葉に乗せられて、この企画女優になっていくお話です。


終盤の急にスプラッター風になってしまうのが??で残念なのと、最後の最後が意味不明??なのを除けば、全体的に本もちゃんと出来ていて、「きっとAV業界ってこんな風なんだろうな〜」とリアリティもちゃんとあります。


テーマは「生きてるふり、やめた。」で、登場人物たちがそれぞれ、今の自分を変えたくて、心に傷を持っていて、別人格になってみたものの、自分は自分で誰でもないと、気がつく心理描写も丁寧に描かれています。


主演は新人の安井紀絵。脱ぎっぷりも素晴らしく、今後この女優さんは他の役が出来るのだろうかと、へんに心配してしまった。。。


この映画、映画館では女性が2割位でしたが、女性の感想を聞いてみたいですねぇ。


それにしても、この映画のエンディングに流れる戸川純の曲が頭から離れない。。。



調布・京王多摩川の理容室、美容室ファニーフェイス

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