『ツレがうつになりまして。』

前から気になっていた映画、『ツレがうつになりまして。』を昨日観てきました。


物語は結婚して5年目で夫(堺雅人)がうつ病になり、それをきっかけに売れない漫画家の妻(宮崎あおい)が自分自信を見つめ直して、どう夫と接すればいいのか、自分は何を書きたいのかを改めて考えることになるというもの。細川貂々が2006年3月に出版したコミックエッセーの映画化です。


内容はうつ病の壮絶な辛い日々を描いたというよりは、ちゃんとラブストーリーに仕上がっていました。


夫役の堺雅人はだんだん顔色が悪く痩せていく感じや、感情のコントロールが出来なくなり、電車内で号泣していまうような難しい役だったですが、安心して映画に入り込めました。


また、周りの人々の偏見だったり、うつ病患者に決して言ってはいけない禁句「がんばれ!」を連呼してしまう友人などがいる中、けなげに、でもホンワカ寄り添う良き妻役を宮崎あおいは見事に演じていました。


演技派の二人ですので、見事に映画に引き込まれて観ることができました。


最近はお客さんや友人など周りにも心療内科にかかっている人はふえていますが、現在の日本の自殺者、年間3万人のうち、1万人以上はうつ病では?とも言われています。ちゃんとした知識をもって接したいものです。


来週はガラっと気分を変えて、大好きな監督三谷幸喜の「ステキな金縛り」で大笑いしてこようと思っています。(^O^)